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土地の日当たりシミュレーション①~住宅街で南側に道路がある場合~
候補の土地を幾つか見つけたけれど、日当たりは良いのだろうか。
南がひらけていた方が良いと聞くけど、いまいち分からない、、、、という方が多いのではないでしょうか。
図面に記された方位だけで土地の日当たりを想像するのは思いのほか難しいものです。
周囲に建物がある場合などは、特に分かりづらく、敷地に一日居座って日の方向を確かめるぐらいしか方法がありません。
そのような場合、弊社では日当たりシミュレーションをご提案することにしています。
事前に日当たりシミュレーションをすることで、
- 日当たりを確実に把握することが出来る。
- 季節を問わず、日当たりを検討出来る。(8月と2月など)
- 一日の中の影の動きを把握することが出来る。
などのメリットがあります。
今回はご相談があった土地の日当たりシミュレーションの例をご紹介します。
ご相談のあった土地
今回、ご相談頂いた土地は住宅街の中にあります。南側に道路があり、3方を建物に囲まれています。
敷地の広さは約45坪。
周囲の建物はすべて2階建てで、ご相談頂いた土地にも2階建てを建てることを想定しています。
三方を建物に囲まれていることもあり、太陽高度(太陽の高さ)が低い冬の日当たりをご心配されていたので、想定日時は2月1日を想定し、日当たりシュミレーションを行いました。
想定日時:2/1
シミュレーション時間:8:00~17:00
シミュレーション結果
日当たりの一日の推移はこのようになりました。
朝(8:00)から夕方(17:00)までまんべんなく光が入り、太陽高度が低い冬でも十分な日射を確保出来そうです。
特に昼の時間帯に関しては敷地のほぼすべてに日が入っています。
しかし、前の建物の影が敷地の道側にずっとかかっているのが少し気になります。
これらの影の動きをまとめみると以下の様になります。
南側の道路に面する場所は前方の建物の影響があり、少々影がかかっている時間が長そうですが、
北側の建物が隣地境界いっぱいに建っていないこともあり、敷地の中央から北に掛けては、十分な日当たりを確保出来そうです。
想定していた以上に、敷地への日当たりは良好でした。
建物の配置とレイアウトが決まれば、非常に日当たりの良い建物が出来そうです。